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クリスマス

クリスマス小説です。
ギリギリクリスマスに間に合いました。
やっぱり行事は押さえておきたいと思って頑張りました。
一応ジュスアリというよりジュスアリジュスって感じです。どっちが攻めか受けか、決めないで書いたらこうなりました。どっちが好きな人でも読めると思います。
しかし短いうえに、正しい意味でヤオイ(ヤマなしオチなしイミなし)なのでつまらないかも知れません。

それでも良いという気の良い方は、続きを読むからどうぞ。



本日は盛大な夜会が開かれている。
理由はクリスマスゆえだが、もちろんタイタニアに奉ずべき神など居るはずもなく、ただのパーティーの名目となっている。
盛大なパーティーには多くの貴族が参加していて、会場は華やかに着飾った人で溢れている。
だから、たった二人の人間が居なくなったところで誰も気付かない。
パーティーの会場から少し離れた人通りのない廊下の、柱の陰。誰の目も、そこまで届きはしなかった。
誰も通らぬその場所で、絡み合うように抱き合い、唇を重ねる二人。その瞳には明らかな熱が灯っていて、少なくとも今は互い以外に関心を持ちようがない。
名残惜しげに離れた唇から、溜息をつくように言葉を紡ぐ。
「アリアバート卿はご存知かな?クリスマスとは、地球時代のある宗教の最も重要な祝日なのだと。」
アリアバートの形の良い頭部、美しい白金の髪を、探るように弄ぶ。
「知らなかった。ジュスラン卿は物知りだな。」
アリアバートは言いながら、ジュスランの首からスカーフを解いた。
「教祖の生誕祭で、その夜は聖夜とよばれるのだという話だ。」
撫ぜていた頭を少し強引に引き寄せて再び口づける。
「何故今、そんな事を?」
口づけの後そのまま、頬や耳朶に息を吹きかけるような軽いキスをすると、まねるように頬と耳朶にキスをされた。
「キリスト教では、同性愛も、近親相姦も禁止されていた。」
アリアバートの首からスカーフを解き、そのまま床に落とした。
「それはつまらぬ宗教だな。」
ジュスランの襟の釦を外そうとするアリアバートは、その複雑な構造に、秀麗な眉根を潜める。
「聖なる夜だというのに、俺達は罪深いとは思わないか?」
ふと、今気付いたというようにアリアバートは尋ねた。
「ジュスラン卿、まさか恐れているわけではあるまいな?」
漸く外し終えた襟から手を滑り込ませて、脈動を確かめるように首筋を撫でる。
「まさか!今更、何を恐れる?」
漸くアリアバートが襟の釦を外し終わった頃、ジュスランの手は既にアリアバートの軍服の前を半分まで開けていた。
ジュスランの方が、手先の器用さでは勝るらしい。





     後書
オチがない・・・。
下手糞な文章で本当に申し訳ありません。色っぽい話を書きたかったんです。
アリアバートとジュスランの二人がいちゃいちゃしてれば色気もあろうと安易に考えた結果がこのありさま。
本気で文章力のほしい今日この頃。自分の語彙の貧困さに呆れるばかりです。
ジュスアリともアリジュスともはっきりしない話ですが、実際どっちでもありません。
いくらなんでも廊下で最後まではしません(多分)。さわりっこだけで終わりですのでどっちが受けとか攻めとかないんです。

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