あるBL漫画を読んだんですが、その漫画の内容があまりにも気に食わず、しばらくその事が脳内を占領してBLを嫌いになりかけました。
さすがに少し落ち着いてきましたが、今思い返してもやっぱり気に入らない。
こういうときはいいBLを読むに限ります。というわけで「赤の原遊戯」を読みました。やっぱりBLって良いですね!
金髪と軍服の組み合わせって最高だと思います。
「赤の原遊戯」、知名度は低いと思いますが、軍モノのBLでは最高傑作だと思います。ナチものなので、狂気と退廃の美と言った雰囲気も漂っていて堪りません。
キスシーンが数度あるだけで絡みは極端に少ないのですが、色気は充分です。肌色がほとんどない分、妄想の幅が広がるというか。
続きを読むからは、気に食わなかった方の漫画の愚痴ですので、奇特な方だけどうぞ。
内容は、男子高校生(仮にAとします)が予備校の講師(仮にBとします)と肉体関係にあるのですが(B×A)、Bが過去にAの学校の担任教師(仮にCとします)と関係があった(C×B)事を知ってしまいます。そしてBもCもそれぞれ互いに未練がある事に気付いて、BとCの橋渡しをする話です。
AはBの事を好きですが、Bはそれを理解していません。
Bは男同士でセックスはできても恋愛は成り立たないと考えていて、またCの方も同じ考えの持ち主だったので、二人とも未練はあるのに別れる事になったのです。
Aは、BとCの橋渡しをした時、友人から「いいのか?」と聞かれて、「二人とも好きだし、カッコいいし憧れてるから」と答えます。ここが納得いかない!
A君、そいつらはただのかっこつけのダメンズです。何の障害もないのに、好きなものを好きとも言えない臆病者でわからずやのどうしょうもない男たちです。ダメ男のBから身を引いたのは正解ですが、彼らをカッコいいと言っているようでは、ダメンズウォーカーまっしぐらですよ!
ダメンズ同士の恋愛を見せつけられたA君が、今後幸せを掴めるのか不安でしたが、同時収録の続編で新しい相手と幸せになれそうなのでまあよしとしましょう。
BとC双方気に食わないというのもありますが、それ以上に、私はBLの受け攻めが変わるのってナイです。リバはアリなのですが。今は攻めの人が、昔誰かに対して受けだったというようなのは私的に全くアウトです。逆もまたダメです。
何であんなの読んじゃったんだろうと後悔しきりです。