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いつの間に!?

最近ネットカフェに入りびたりですが、漫画も置いてあるので漫画も沢山読んでます。
しかし久しぶりにアフタヌーンを手にとって見ましたら、いつも読んでいた「そんな奴ァいねえ!!」が無くなっていました!いつの間に終わっていたの!?と探してみたら、去年の12月号で終わっていたようです。我ながら情報が遅いと思いました。
とりあえず、最終巻は発売されているようなので後で探して買います。

ご存知ですか?「そんな奴ァいねえ!!」
知らない人のほうが多いかもしれませんが、形式としては「×-ペケ-」や「B.B.Joker」などと同じタイプの四こま漫画です。でも上記二つと違って、少し爽やかな気がします。青年漫画なせいかな?と勝手に分析しております。

終了記念(?)にちょっとタイタニアでダブルパロをやろうかなと思ったのですが、元ネタにしようと思っていた話の載っている巻がわからないうえ、こちらのネットカフェには単行本が置かれていないのでWパロというよりネタを借りただけの話になってしまいました。
短い話ですが、続きを読むより開きます。











「アリアバート様とジュスラン様、お二人はどういう御関係なのですか?」
フランシアの突然の質問に、ジュスランはまじまじとフランシアを見つめてしまった。
「・・・なぜ、そんな事を?」
と、とりあえずジュスランは聞いた。
そんな大雑把な質問では答えに困る。せめて公的な意味か私的な意味かくらいは範囲を狭めてもらわねばなるまい。
「最近噂になっております。お二人が恋人同士なのだと。
もし、私がお邪魔なのでしたら・・・」
思った以上に深刻な質問だったようだ。
「じょ、冗談じゃない!アリアバートはただの友人だ!」
『ただの』の部分を強調した。
何故自分らがそのように疑われねばならないのか、ジュスランには皆目見当がつかない。実際(血縁上の問題はおいておくとして)アリアバートとは友情以上の関係はないし、ジュスランにもアリアバートにも、同性愛の嗜好はなかった。
「まあ、そうでしたの!」
フランシアの嬉しそうな声に重なって、硬い何かを落とすような音がした。
音の方を振り向けばアリアバートがいた。
そういえば、アリアバートが来る予定であった。それから派生してからの話題であったのだ。
「アリアバート、来ていたのか。」
アリアバートが落としたのは、通信機の端末であった。通信機以外にも色々な事に使える便利な機械だ。
ちょっとやそっとで壊れはしないが、アリアバートが物を取り落とすなどの失態は珍しい。
と思っていると、なぜか驚愕の表情だったアリアバートは見る見る泣きそうな顔になって、衝撃的な言葉を残して走り去ってしまった。
「酷いや!ジュスラン!」
「アリアバート!?」
俊足のアリアバートに追いつけるわけもないので追いかけはしなかった。びっくりして足がすくんだだけかもしれないが。
(酷いって、何が・・・?)
捕まえられないと知りつつ、思わずアリアバートに伸ばしていた手をじっと見つめるジュスランは、やはり動揺していたのだろう。その場にいた使用人たちに口止めするのを忘れてしまい、その後噂は現実味を帯びた尾ひれがついてウラニボルグ中を駆け回る事となる。


一方、走り去るアリアバートの心の内はというと、
(俺は親友だと思っていたのにー!)
だった。





   後書
佐藤君と冴木君のあの話が大好きです。
元ネタでは、二人の関係を聞いたのは冴木君に片思いする女の子で、「友達」と答えたのは佐藤君です。
しかし、アリアバートとジュスランには友達とか親友とかいう単語が似合いませんね。

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