宇宙の果てまで

思えば私は油断するとマイナーにはまる性質があるようです。
比較的メジャーなジャンルで思い返してみたのですが、その中でも、好きになるキャラやカップリングは6割くらいがマイナーでした。
二つ思い出したので例としてあげると、「ヒカルの碁」と「ピアノの森」です。

ヒカルの碁は有名なので説明するまでもないと思います。
私もよく読みました。
アキラとヒカルももちろん好きでしたが、私が一番好きだったのは越智君でした。
しかし越智君はあまり人気のあるキャラではありませんでした・・・。不人気というわけではなかったと思いますが、同じ院生でも和谷や伊角さんに人気が集中していて、越智君は目立った人気がなかったように記憶しています。
ですが私は断然越智君です。もちろんヒカルとアキラのライバル関係も萌えますが、越智君のあのプライドの高さがたまりません。レギュラー陣で最年少（多分）であるにもかかわらず、プライドの高さならアキラをも凌いでいたかもしれません。
越智君について語りたいことはたくさんありますが、語りだすと止まらなくなるのでここいらへんで止めておきます。

で、もう一つがピアノの森です。
これも映画化までされた有名な作品ですが、こちらは二次創作の方はあまり盛んなジャンルではないので、その時点でマイナーと言えばマイナーかもしれませんが、それでも雨宮やカイや阿字野のカップリングはちらほら見かけます。
ですが私はどちらかというと親世代に惹かれます。阿字野と雨宮父とか。
その時点でマイナーですが、さらにマイナーな事に私の一番好きなキャラは佐賀さんです。
主に審査員や観客として登場する佐賀さんです。
妙に騒々しく、場を読まない・小ズルイ等の第一印象を受けましたが、自分の立場を意外とよく理解して行動しているようすをちらほらみせます。
ストリップ劇場にいながら女の裸そっちのけで目を瞑り伴奏のピアノだけを聞いたりするような、少し変わった人です。
初登場でカイの才能に気付きながら0点をつけた彼ですが、カイのピアノをとても愛しています。
佐賀さんの耳は「ピアノの森」の中で一番良いかもしれません。専属の指導教諭ですら気付かなかった少女の指の故障に気付いたのは彼だけですから。
常に傍観者といった立場をとり、活躍の場のない佐賀さんですが、解説をしてくれる彼のおかげで登場人物たちの魅力がよくわかるのです。
ピアニストを目指しながら指の故障で断念したという過去の佐賀さんと、それを慰める司馬さんで佐賀×司馬なんかいいんじゃない？と本気で考えているマイナーっぷりです。


続きを読むから拍手御返事です。